コミュニケーション能力が高い人、いわゆるコミュ力がある人って羨ましいと思いませんか？

日本人は、恥ずかしがり屋の方も多く「コミュニケーションが苦手〜」って方も多いかと思います。

また最近では、テレワークの増加で人と会う機会が減ったり、コミュニケーション不足で色々と苦労されている方も多いかもしれませんね。

というわけで今回は、自分の気持ちを伝えやすくするメラビアンの法則をご紹介!!

メラビアンの法則とは？

例えば相手に、「好き！」という気持ちを伝える時、あなたはどのように伝えますか？

優しく相手の目をみて、自分の素直な気持ち〈心〉を伝えるのではないでしょうか？

しかし、恥ずかしいからと、とても低いトーンや怒ったような声で、例え「好き」と伝えても、相手からすれば「本当なの？」と混乱してしまいます。

そういった時に相手はあなたのどこを見ていると思いますか？

それを導き出したのが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者であるアルバート・メラビアンです。

そのルールとは、「７-38-55のルール」または「３Vの法則」とも呼ばれます。

「３Vの法則」とは、

＊Visual…視覚情報（表情や視線、見た目や仕草）55%

＊Vocal…聴覚情報（声の大きさやトーンや話すスピード）38%

＊Verbal…言語情報（会話そのものの内容）７%

つまり、いくら「好き」と伝えたところで、怒った表情（Visual…視覚情報）と低いトーン（Vocal…聴覚情報）で伝えてしまうと、相手は、視覚情報や聴覚情報にだけを重視して、「本当は好きなんて嘘じゃないの〜？」と思われてしまうのです。

ただ、内容よりも見た目が重要というわけではなく、内容・見た目・トーンの３つを比較した場合、あくまで見た目やトーンの方が、優先して伝わってしまうということなのです。

例えば、外国人に自分が分からない言語で話しかけてこられた場合、内容は理解できなくても、身振り手振りによるボディランゲージさえあれば、何で困っているのか？何を伝えたいのか？を判断することはできます。

さて、これをどう応用すれば、相手に自分の気持ちを上手く伝えられるのでしょうか？

自分の気持ちを伝えるメラビアンの法則の使い方

それは、Verbal、Visual、Vocalを常に一致させること。

それがメラビアンの法則なのです。

例えば、相手に大切な相談に乗ってもらうときに、相手が違う方向をみて髪の毛をいじりながら、「私も本当にそう思う」と言われたらどう感じますか？

「本当にそう思ってないんじゃないの？」って思いませんか？

他にも、相手に自分が伝えたいことがあるときに、ぼさぼさの髪の毛、ヨレヨレのTシャツで自信なさそうな小さい声でぼそぼそと伝えてしまうと、全然信用されません。

でも、目をしっかりみて、真剣な顔つきで「私も本当にそう思う」と言われると、信用してしまいますよね。

このメラビアンの法則は、豊かな表情、正しい姿勢、清潔感のある服装、自信がありそうな声の大きさや高めのトーンで話すことによって、信用される可能性はずっと高まるのです。

というわけで、相手に何かを伝えるときは、話す内容（Verbal）だけではなく、視覚(Visual)や聴覚(Vocal)も。

常に３つの感覚を意識してみてくださいね。

きっとあなたの気持ちも伝わるはずです。