目の乾きは水分ではなく油分によるもの

現代病ともいえるドライアイ。

ドライアイは、目の病気ではなく実は涙の病気とも言われています。

ドライアイの原因は、一般的には、空気が乾燥している部屋にいたり、コンタクトレンズの装着で目が乾いていたり、長時間運転や、パソコンやスマホなどのモニターを長時間凝視することによって、まばたきの回数が減ることで、目が乾いてしまうことがあげられます。

現代人はとにかくパソコンやスマホを見る時間が長いですからね。

私も仕事柄一日中パソコンのモニターを見ながら仕事をしているので、目薬は欠かせません。

皆さん、ドライアイといえば、目が乾くことによって、目がかすんだり、目の表面が傷つけられてしまうので、涙の量だけの問題だと思っていまんか？

でも実は、涙の質がとても重要だったのです。

その理由は、涙の成分に含まれる油

この涙に含まれる油分は、涙が乾燥するのを防ぐコーティングの役割を果たしています。

この油を分泌するのはマイボーム腺といわれるまぶたの縁にある腺からでます。

おおよそ上下と両目あわせて100本ほど。

この腺は、悲しいかな加齢によって詰まりやすくなってきます。

詰まることによって、油が減り、涙が乾きやすくなってドライアイになるのです。

でも、安心してください。

このマイボーム腺の詰まりを解消するための簡単な方法があるのです。

マイボーム腺のつまり解消法とは？

涙の質を上げるための薬はまだないのですが、予防や初期の段階で簡単にできるケアとして、目を温めるという方法があります。

ポイントは３つ

＊40度ぐらいで温める

＊５分以上温め続ける

＊まぶたを濡らさない

まぶたを濡らさないのは、濡れてしまうと気化熱でまぶたの温度が下がってしまい、油が溶けないためです。

普通に温かいおしぼりを当てるだけでは、濡れてしまうため、油詰まりを解消できません。

オススメの方法はこちら

用意するものはこちら

＊おしぼり２枚（濡れたものと乾いたもの）

＊おしぼりを入れる為のポリ袋（魚や肉を買った時に入れる袋）

＊厚手のゴム手袋（暑いタオルを持つ用）

厚手のゴム手袋は無くても作れますが、火傷には十分気をつけてください。

作り方

＊まず、50度の濡れタオルを作ります。

　600Wの電子レンジで１分半ほどチンしましょう。

（濡れタオルは水分が多すぎても少なすぎてもいけません。タオルを持った時に、ギリギリ水がたれないぐらいの絞り加減にしましょう。）

＊次に、50度の濡れタオルをポリ袋にいれます。

　そして蒸気が出てこないように、ビニールを丸めます。

　ビニールの上から乾いたおしぼりで包みます。

あとは目の上に置くだけです。

もし数秒で外したくなるほど熱ければ、すぐ外して、少し冷ましてからにしてくださいね。

熱すぎると逆効果にも。

☆１回５分

☆１日２回

を目安にいかがでしょうか。

１日２回となると、値が張りますが、ドラッグストアで簡単に手に入る『めぐリズム』のような使い捨て蒸気アイマスクでも代用できますね。

きっと涙の質も上がって、ドライアイ予防、試してみませんか？