投票日は11月1日です!!

最近ますます過熱する大阪都構想問題。

選挙まであと1ヶ月ちょっと。

徐々に迫ってきましたね。

大阪市内の近所を歩いていても、都構想に反対する党がよく車で演説しています。

なぜか賛成派の党の車には出会わないのですが、演説していないのか、それともたまたまなのでしょうか？

ちなみに以前、元大阪市長、橋下徹さん主導の大阪都構想の住民投票があった時は、私が住んでいる中央区では、賛成票が多かった理由からか、覆すためにも反対運動が血気盛んなのかもしれませんね。

前回住民投票があったのは、2015年5月17日。

当時、大阪都構想は否決されましたが、あれから5年たった今回はどうなるのでしょうか？

でもその前に大阪都構想が可決されれば一体どうなるのでしょうか？

大阪市の市民でも正直よくわかっていない人が多数だと思われる大阪都構想について今日は簡単に書いてみきたいと思います。

大阪都構想で大阪はどう変わる？

❶.二重行政の解消

現在の大阪府長と大阪市長は、同じ大阪維新の会の吉村府知事と松井市長。

こちらのお二人は同じ政党なので、仲良く考え方も同じ。

二重行政を解消しなくても上手く行政は回っています。

ですが、大阪維新の会が選挙に勝つまでは、以前の市長と府知事はとても仲が悪く、大阪の行政は非効率な投資と意地の張り合いで無駄がたくさんあったそうです。

有名なエピソードとしては、大阪市内の南港にある大阪ワールドトレードセンター(WTC)（現・大阪府咲洲庁舎）と、大阪府下の関西空港近くのりんくうゲートタワービル。

実は両者の意地の張り合いで、高さを競い合った結果、当初の計画を越え、なんと10cmの高さを競い合って、そこに税金が注ぎ込まれました。

しかも２つのビルとも破綻するという最悪の現実がありました。

今後、府と市がずっと仲良くしていく保証もありませんが、そんなことに関係なく、税金の無駄使いの無いように二重行政を解消することが一番の目的になります。

❷.住民サービスの向上

大阪市の人口は270万人で、お隣の京都府の人口は260万人。

なんと市一つで京都府の人口を越えているのです。

それをすべて市長一人で見るのはとても大変です。

なので市を廃止し、４つの区にわけ、住民により近いサービスを区が決め、大阪全体を見る仕事を府が決めるように変えようとしています。

また市と府が仲が悪いことによって起きた、JR難波駅や近鉄難波駅、地下鉄のなんば駅など近くに似たような名前の駅がたくさんあります。

今後はこういったこともなくなり、より良いサービスが提供できるように変わります。

❸.地域のことは地域で決める

これまでの区長は、大阪市長に任命された方でした。

となると、区長は、市長の権限の中で動かざるを得なくなります。

それが大阪都構想にかわると、区長と区議は選挙で決まることになります。

そうなると、より区域に密接した行政を区長は行うことができるのです。

中でも、特別４区（淀川区・北区・中央区・天王寺区）として、それぞれ新大阪・梅田・なんば・天王寺といった大阪の繁華街がそれぞれの区に振り分けられることになります。

これら特別４区を競い合わせて、ますます発展する仕組みづくりなのかもしれませんね。

いかがでしょうか？

実はもっともっと奥が深いとは思いますが、まずは大阪都構想、簡単にまとめてみました。

今後、大阪がどう発展していくのか前向きに考えていきたいですね。

もちろん、今までの区役所がなくなるわけでもないので、不便を感じることもなさそうですよ。

大阪市民のみなさん！

賛成派、反対派の意見をしっかり聞いて、ご自分の意志で、是非！11月1日の住民投票にはいきましょ〜ね。