世界最悪レベルの感染率と死亡率

東京では夜の街を筆頭に新型コロナの感染者が日に日に増えていますね・・・。

今日も55人と感染者の発表がありました。

大阪では、もう大丈夫かも？と思いきや２人の感染者とか・・・。

すでに第２波が来てるんじゃないかと心配になります。

以前から、新型コロナウイルスが終息するためには、ワクチンが開発されるか集団免疫を獲得しないと終息しないと言われていました。

集団免疫についてはこちらの記事でも書きました。

以前のブログ　2020.5.12

集団免疫って何？いまさら聞けない集団免疫とは？ 

この集団免疫のお話は、一度コロナウイルスにかかれば、免疫が獲得できるのが条件でしたが、最近の結果では、コロナウイルスが治っても時間が経てば、コロナウイルスに対して一度獲得した免疫はすっかりなくなってしまうという研究結果が出ているのです。

日本では、政府が国民に対して、休業要請などを出して、経済活動を止めたり、家に自粛することを求めた集団免疫を獲得しないための政策でしたが、この集団免疫を獲得することで、新型コロナウイルス感染症を終わらせようとした国があったのです。

日本人からしたら、とてもびっくりするような政策なんですが、それを実施したのは北欧の国スウェーデンでした。

スウェーデンの集団免疫戦略は失敗？

スウェーデンでは、欧州全土でコロナウイルスが凄く広まり始めた頃、学校の休校や50人以上の集会の禁止をした位で、その他は一切の禁止や休業自粛要請などはしない政策をとりました。

この政策、集団でコロナウイルスに罹ることによって、免疫が出来、コロナウイルスが終息出来ると言うものでしたが、残念ながら、その効果はとても成功とは言えないものでした。

なんと、100万人の人口あたりで見れば、世界でも最悪レベルの感染率と死亡率だそうです。

スウェーデンの首相は「判断するには時期尚早」だと述べているそうなんですが、スウェーデンの感染症対策を率いる疫学者は「改善の余地はあった」とラジオ番組で述べています。

・・・が、

もし、コロナウイルスにかかったとしても免疫ができず、またかかるようなら、この集団免疫というもの自体、不可能ではないでしょうか？

また、ワクチンを作るには1000人規模の人体実験をしないといけないのです。

現在、そこまで患者がいない中で、コロナウイルスのワクチンを作るのは少なくとも日本では無理だと思います。

やはり基本は、手洗いうがいを徹底して、私たち一人一人が感染予防をする『新しい生活様式』を心がけていくことが大切ですね。

大阪の専門家会議ではすでにマスクは必要ないとも言われていますが、感染者が増え始めているのも現実です。

しばらくは、暑くてもマスク着用は必要のようですね。

熱中症対策も心がけながら、色々大変ですが、どこに潜んでいるかわからないコロナウイルスの感染には気をつけていきましょうね。