見た目とは裏腹に栄養満点のかつお節

鰹節と言えば、最近ではたまに食べる程度です。

しかし、子供の頃はよく食べていた記憶があります。

お気に入りだったのは鰹節かけご飯。

その名の通りご飯の上に鰹節をたっぷりかけて、少し醤油を垂らして食べるのがお気に入りでした。

今考えれば、おじいちゃんみたいな食べ方かもしれませんね。笑

そんな鰹節ですが、見た目といえば木の屑みたいで、しかも薄っぺらい。

出汁を取ったあとは、そのまま捨ててしまわれるような脇役です。

そんな鰹節ですが、実は栄養満点って知っていましたか？

鰹節は、乾燥やカビ付けなどで加工する発酵食品です。

もともと、かつおには豊富な水分とたんぱく質が含まれているのですが、鰹節になることによって、水分が20%まで減ります。

そして、その成分の中には、人間が体内で生成できない必須アミノ酸も含まれます。

それだけでも嬉しいですよね。

実は、それだけではないのです。

かつお節はまさに万能食材？

まず鰹節には、うまみ成分のイノシン酸が含まれています。

かつおは、泳ぎ続けるためにたくさんのエネルギーが必要とされます。

そのエネルギーが酵素分解により、イノシン酸になります。

また、必須アミノ酸も人間の体内で生成できない、すべての必須アミノ酸が含まれているのです。

必須アミノ酸の中でも

ヒスチジンは、食欲を抑える働きがあります。

リシンは、脂肪を燃焼するのを促進してくれる働きがあります。

まさに美ボディに欠かせませんね。

さらには豊富なミネラルや、疲労を回復してくれる鉄・免疫力を高めるセレンも含まれています。

また、カリウムは血圧を調整してくれるのです。

そしてなんと、お肉の３倍ものたんぱく質が含まれてます。

ただ、残念ながら１００g当たりのたんぱく質は３倍でも、かつお節の小さい１パックには１.５ｇしか入っていません。

お肉の１００g相当に値するたんぱく質を摂ろうとすれば、３分の１の量でも、２２パックを食べないといけませんが、補助的に摂るという点では、とても便利ですね。

というわけで、美ボディには欠かせないこの鰹節。

ご飯にかけたり、冷ややっこにかけたり、出汁ガラにも栄養はまだまだ残っています。

いろんなレシピで工夫して積極的に摂っていきましょう〜☆