早起きは人体にとって拷問？

日本人は昔から、早寝早起きが良いと言われてきましたよね。

日本では、『早起きは三文の得』ということわざがあったり、

農業が主だった頃の中国では、『365日太陽より先に起きる人は成功する』

なんていうことわざもあるそうです。

他の国の方達が、早寝早起きに対して、どう思われているのかはわかりませんが、ほとんどの日本人は、早寝早起きは、良いと教育されてきました。

ここ最近では、早起きして運動してから、会社に行く人や、早起きして英語などの勉強会に参加してから出社するのがブームになったこともありました。

ですが、実は早起きは身体に悪いという研究結果が出ていたそうです。

朝６時より前に起床することが、不健康？

実は、早起きすることによって、たくさんの病気にかかる可能性が高くなるという研究結果が、オックスフォード大学から出たそうです。

　＊メタボリック・シンドローム

　＊糖尿病

　＊高血圧

　＊心筋梗塞

　＊脳卒中

　＊心不全

　＊循環器疾患

　＊HPA(視床下部-脳下垂体-副腎皮質)機能不全によるうつ病

など、さまざまな病気にかかる可能性が高くなるそうです。

理由は、人間の体内時計は、

　＊30歳までの青年期では11時頃から活動

　＊31歳から64歳までの壮年期は10時頃から活動

　＊65歳からの更年期は9時頃から活動

するように作られているそうです。

もちろん個人差はあるようですが、その体内時計とのズレによって、内臓なども疲弊し、病気のリスクが高まるのだそうです。

ハーバード大学医学部では、朝から夕方まで勤務の医者と、夕方から夜まで勤務の医者では、朝から働く医者の方が36%も医療ミスが増加したそうです。

遅寝遅起きの方が健康？

なぜ早起きが身体によくないかというと、体内時計のズレもありますが、朝４〜６時頃が人間の体温が一番低い時間帯なんだそうです。

逆に、夕方４〜６時が体温が一番高いそうで、しっかり活動できる時間になります。

海外では、仕事でもフレックス制が多く、Google社では、午後から出社する人が多いようですね。

日本でもフレックス制が採用されている会社も増えましたが、そう多くは使われていないのが現状みたいですね。

会社だけでなく学校でも、１１時からにした場合、寝坊で遅刻、ズル休みなんかも減るかもしれません。

まだまだ日本の社会では受け入れられないような気もしますが、健康のためにも、そういったことも少しでも改善された社会になっていくと良いですね。

でも、私は、なかなかできない、早寝早起きに憧れ続けています。笑