スポーツウェアから悪臭がする理由は？

いつも運動後には必ず洗濯する、ヨガやトレーニングのウェア。

しっかり洗濯しているはずなのに、なぜか干すときに臭うってこと、ありませんか？

とても不快で嫌な気分になりますよね。

せっかく洗濯したのに臭うんですから…。

このウェアの悪臭の正体は、細菌（さいきん・Bacterium）です。

皮膚に生息する細菌が、脂や汗と結合し、細菌が繁殖して悪臭を放ちます。

つまり、汗そのものが臭うわけではないのです。

また、通気性のよいメッシュ素材や、吸湿性の高い繊維、合成繊維など、機能性の高い素材でも、残念ながら細菌に酸素を提供してしまうので、細菌を増やすことになります。

さらには、繊維が肌から離れる（ウェアを脱ぐ）＝肌の免疫機能で、細菌を攻撃出来なくなり益々増殖してしまいます。

ポリエステル繊維は、洗濯しても劣化しにくく、乾きやすくてとても扱いやすい素材で人気ですよね。

でも、このポリエステル繊維、細菌にとってはとても住み心地が良く繁殖しやすいのです。

さらに、表面がつるっとしているので、洗濯しても細菌が落ちにくいとも言われています。

このような理由で、素材によって、洗濯後でも悪臭の原因となってしまうのですね…。

悪臭を防ぐ簡単な方法

しかし！そんな悪臭を防ぐ簡単な方法があります。

それは、

脱いだ直後に水洗いをする！

です。

本当に簡単ですよね。

汗だくになっても脱いだ直後に水洗いすることによって、多くの汗や細菌が流れ落ち、細菌が繁殖しにくい状態になります。

例えば、

トレーニング後に、ウェアを脱いでそのまま袋に入れて、家まで持ち帰り洗濯するまでの時間って結構長いですよね。

その時間こそ、細菌の増殖時間なのです。

なので、ホットヨガなど、かなり汗だくになるようなレッスンの後なら、ウェアを着たまま、シャワーを浴びてしまうのもありかもしれません。

少し帰りの荷物が重いかもしれませんが・・・笑

ちょっとした手間をかけることによって、ウェアの悪臭の増殖をかなり抑えることができますね。

一度、悪臭が発生してしまうと、除菌剤につけてもなかなか頑固な臭いが取れなかったりと、お気に入りのウェアも台無しになってしまいますよね。

ぜひ実践してみてください。

ちなみに、綿素材は、シワにもなりやすく、乾きにくい面倒な素材ですが、綿素材の中に細菌を閉じ込めてしまい、悪臭がしにくい素材の一つです。

さらに、洗濯すると、細菌も落ちやすく悪臭もしにくいので、汗を吸って重くなるのが気にならない方なら、綿素材ウェアもおすすめですよ〜。