意識していなかった２つの糖の違いとは？

糖とは、下図のようになっています。

まずは『糖質』って？

糖質制限ダイエットも流行り、最近よく耳にするこの『糖質』。

『糖質』は、３種類に分けられています。

＊単糖類：糖が分解されて、分子が１つ

＊少糖類：糖の分子が２〜10個程度以上結合されている状態

＊多糖類：糖の分子がたくさんついている状態

ただ、少糖類と多糖類はあいまいで、オリゴ糖に関しては、少糖類に含まれているときと多糖類に含まれているときがあります。

では『糖類』とは？

『糖類』は『糖質』の中でも、単糖類、少糖類は『糖類』が当てはまり、吸収されるスピードが速く、血糖値が急激に上昇しやすいのです。

その品目といえば、砂糖や果物ですね。

野菜類などに含まれていることもあります。

０ゼロ表記は、０ゼロではない。

よく見かける、『糖質０』『糖類０』『カロリー０』と書かれている商品の多くは、全く０ゼロと言うわけではありません。

実際には100g中に、0.5g未満なら『０』と表記することができるのです。

商品表記の中で、『糖類０ゼロ』は、単糖類や少糖類は0.5g未満なので確かに０ゼロと言えますが、『糖質』である多糖類の糖アルコール類や高甘味度甘味料が含まれてれている場合があるので気をつけたいところですね。

ということは、『糖質０ゼロ』を選べば、単糖類や少糖類、多糖類、全てが０ゼロに近いってことなんですね。

しかし、ビールなどによくある『糖質オフ』商品。

これは『糖質０ゼロ』ではありません。

『糖質オフ』商品は、『糖質』が100g中5g以下で、なおかつ既存の商品より、25%以上糖質がカットされていれば表記することができるそうです。

つまり、元々100g中6g糖質が含まれている商品が糖質をカットし4.5g以下になれば、『糖質オフ』商品と表記できるわけです。

というわけで、

『糖類０ゼロ』でもなく、『糖質オフ』でもなく、『糖質０ゼロ』を選びましょう。

ただし『糖質０ゼロ』商品にも、多少の糖が入っている場合があるので、避けたい方は、食品表示を是非確認してみてくださいね。