ヨガを始める方が選ぶ理由の一つとして「姿勢改善の為」というのはかなり多いそうです。

猫背だったり反り腰だったり…。

人それぞれ姿勢の悩みはありますよね。

でもその改善、実はヨガだけでは不十分なのです。

では、一体何が必要なのでしょうか？

それはヨガ＋日常生活での「意識」が必要なのです。

姿勢維持に必要な「筋肉」を鍛えてくれるヨガですが？

以前、ヨガのレッスンにおいて、ビフォーアフターの写真を撮ったことがあります。

その頃の写真をみると、やはりレッスン後の姿勢の方がきれいになっていて、とても嬉しかったものです。

でもその頃に比べて、現在では多少姿勢は良くなってきたとしても、劇的に良くなっているかと言えば、残念ながらそうではありません。

ヨガのレッスンでは、正しいポーズを意識することで、カラダ中の筋肉が正しい位置に戻ろうとします。

続ければ続けるほど、姿勢を正しい位置にキープするために、筋肉が鍛えられていくのです。

また身体が硬い人にとっては、どうしても正しい姿勢を取りづらいこともありますよね。

たしかに、ヨガで身体を伸ばすことで、正しい姿勢を取れるようになります。

そして、ここっ！と決めた筋肉をしっかり鍛えたり、硬くなった筋肉をしっかりほぐし伸ばすことで、姿勢をよくするための下準備はすでに出来上がっています。

とはいえ、レッスンの時間はというと、30分から90分程度。

これだけでは、正直、正しい姿勢を作るのには時間が短かすぎるかもしれません。

筋肉は針金のように形を変える？

実は筋肉は、普段の姿勢によって、少しずつ長さのバランスが変わっていきます。

猫背で背中が丸まっているかたは、お腹の筋肉が短く縮んでしまい、逆に背中の筋肉は、引っ張られて長く伸びてしまいます。

さらには内臓が圧迫され、健康にも影響がでてしまったり。

また、反り腰の方は、背中の筋肉が縮まってしまい、お腹の筋肉は引き延ばされてしまうことになります。

そうなると、腰を痛めてしまったり、お腹の筋肉が伸びて、内臓が下垂（下にたれる）して、ポッコリお腹の原因にもなったりするのです。

そして、日常生活の何気ない姿勢は、長時間持続され続けます。

筋肉の長さも針金のように徐々に変わっていってしまうんですね。

折角ヨガのレッスンで筋肉のバランスが正しい姿勢に近づいても、残りの時間、猫背でパソコンを触っていたとすれば、正しい姿勢から遠のいてしまいます。

筋力＋意識で正しい姿勢を固定する

というわけで、正しい姿勢を作るには、

① : ヨガのレッスンでは、正しい姿勢に必要な筋力または長さを作る

② : 普段の生活で、ヨガで培われた筋力を使って正しい姿勢を維持する

この2点が重要なのです。

でも、日常生活ではどうしても姿勢を正しく保つことを忘れがちですよね？

でもそれは仕方のないこと。

そうなんです！

思い出せば、また正しい姿勢を作る意識。

これの繰り返しで、正しい姿勢はキチンと作られていきます。

ヨガのレッスン＋生活の中での意識を忘れずに、姿勢改善に取り組んでいきましょう。