日常生活では、誰もがする雑談。

毎日しているのに、その雑談について考えることってなかなかありません。

しかし、雑談が苦手って方も多いかもしれませんね。

とは言え、一流の営業マンともなると雑談ができる人がほとんど。

そう！

この雑談、いわゆるコミュ力（コミュりょく＝コミュニケーション能力）を高めるという意味でも、ビジネスシーンや人間関係でも驚くべき効果を発揮します！

雑談の５つの要素とは？

雑談は、５つの要素で構成されています。

①はじめる

②広げる

③聞く

④盛り上げる

⑤好印象を残す

このように、雑談を細分化して、一つ一つ掘り下げていきましょう。

①：はじめる

雑談に大切なのは、自分の事を話すのではなくて、相手に焦点を当てること。

つまり質問をすることが大切！

挨拶をしたあと、２つのプラスをして質問してみましょう。

(例)

おはようございます！

+１：今日も顔色がいいですね！

+２：何か健康の秘訣とかあるんですか？

(例2)
こんにちは！
+１：今日はいつもより荷物が多いですね！

+２：どこか寄ってきたんですか？

など、挨拶に質問を２つプラスすることによって、会話が広がります。

また、話をする前には大切な準備があります。

それは、表情！

意識しないでいると、ついつい無表情になっています。

機嫌が悪いわけでもないのに、意外と怖いと思われがちなのがこの無表情。

意識して、微笑んでいるようなニッコリ表情でいると、話しかけられやすく、話しかけた時も、安心して対応してくれます。

そして、初めて会う方とお話をするときは、相手の名前を何度も呼びながら反復することが重要！

名前も早く覚えられるメリットがあります。

また、相手は嫌な気がしません。

会話の中では、自然と相手の名前をいれましょう。

②：広げる

話の広げ方の一つとして、相違点を探すという方法があります。

共通点を探しがちですが、意外と共通することって少なかったりしませんか？

人間は、十人十色。

誰もが違うのは当たり前なのです。

例えば、自分が料理に興味なくても、話し相手が料理好きだとすれば、

「最近どんな料理を作ったんですか〜？」
「どういう系統の料理が得意なんですか〜？」

など、掘り下げていくことで会話は広がっていきます。

また、相手を褒めることでも会話が広がっていきます。

でも褒めることってそんな簡単に見つかりませんよね？

そういう時は、ビフォーを聞くと良いのです。

例えば、相手が果物屋さんをしている場合。

あなた：結構売れてそうですね〜！売上どれくらいなんですか？

相手：いえいえ全然そんなことないですよ〜。まだまだ○○万円ぐらいです。

あなた：始められた当初はどれくらいだったんですか？

相手：始めたときは〇万円くらいしかできなかったですよ〜。

あなた：すごいですねー!!めちゃくちゃ上がってるじゃないですか？どうやったんですかー？

etc…

人間は進歩していくので、過去を聞くことによって、今の相手を褒めることができるのです。

③：聞き方

相手がネガティブな話をしたときは、全力で励ましましょう。

つまり松岡修造さんになるのが良いと言われています。

松岡修造さんの日めくりカレンダー人気になりましたよね。

それは実に、みんな誰もが応援されたいからなのです。

また、SNSなどでは、相手にかぶせないようにしましょう。

例えば、『先週パリに行ってました。』などの投稿に対して、『私もこないだ行きました〜！』なんてコメントは要りません！

投稿した人からすれば嫌な気持ちにしかなりません。

そういう時は、『パリっていいですよね〜！』など、全力で承認しましょう。

どうしても自分と違う意見の人に会った場合は、同意をすると嘘になってしまうので、違う意見＝相違点ととらえて、どんどん質問していきましょう。

④：盛り上げ

話を盛り上げるには以下の技術が役に立ちます。

＜例＞

＊例え話（こないだ友人がビーチで結婚式を挙げたんだけどね）

＊擬音（ザーザーってひどい雨が降ってきたのよ〜）

＊一人二役（新郎は「びしょ濡れになるね〜！」に対して、新婦は「全然大丈夫〜！」って。)

＊一人質問（それは何故か？新婦はウェディングドレスではなく水着姿だったからなのです。)

⑤：好印象の終わり方

話しているときに、特に盛り上がった話や、自分がためになった話、印象的な話を覚えておきましょう。

そして帰り際に、「今日の○○さんのお話、とても面白かったです！今日はありがとうございました！」などと言って終わると相手に好印象を持ってもらいやすいです。

また、空白を残して別れると、また会いたいと思わせることがあります。

例えば、相手がヨガ好きな場合、「そういえば最近、すごく感動したヨガの話があるんですよ～！！また今度話しましょうね！！」などと言われたら、また会いたくなりませんか？

いわゆるコマーシャルですね。

映画のCMなどで、全米が泣いた○○。

など、相手に興味を惹かせる部分を作って別れましょう。

雑談が上手くいく心構えとは？

❶：懐（ふところ）に入る

懐に入るには腹を見せることが必要です。

腹を見せるというのは、まずは物理的に話をしている人におへそを向けるように身体ごと相手に向けましょう。

また心理的には自分の弱点や失敗談を話すことが大切です。

しかし、弱点や失敗談を話す時は、1つだけに控えましょう。

あまりに話過ぎると、逆に相手が引いてしまいます。

こちらが話せば、相手が話してくれるまでは次の弱点や失敗談の話をするのはやめましょう。
相手が話してくれるということは、心を開いてくれているという証拠です。

❷：オーラを出す

自分が話をするときに内容の見通しが立たないと、自信が持てません。

そして、誰もが自分が好きなことを好きな人に話すのは不安はありません。

つまり自分が話す時は、好きなことを話せるような方向にもっていくことが必要です。

雑談も最初は何を話せばよいかわからないと不安だとおもいますが、ここに書いていることを、一つずつ自分のものにすると、雑談も怖くなくなってきます。

自信をもって雑談できるはずです。

是非雑談にチャレンジしてみてくださいね！