とにかく息を吐く！

カパラバティ呼吸って聞いたことはありますか？

ヨガのクラスの時に行う

フッ！ フッ！ フッ！ フッ！ フッ！

と連続して強く息を吐く呼吸法です。

吐く時にお腹をへこませて強く吐き、吸うことはあまり意識せずに、一定のリズムで吐き続けます。

ヨガクラスでは、皆んなでタイミングを合わせて行うものですが、結構、個人個人では難しかったりします。

どんな効果があるの？

カパラバティ呼吸は、サンスクリット語から直訳すると、「光る頭蓋骨」という意味です。

その名の通り頭をすっきりさせてくれるんですね。

その理由は、強く息を吐くことによって、脳の換気（脳に酸素を取り込んで要らないものを鼻から出す）をしてくれるから、頭がスッキリするのです。

また、しっかりお腹を動かして、内臓全体の血行をよくしたり、活性化して、腹筋や横隔膜も鍛えてくれます。

お腹周りをスッキリさせたい方には特にオススメです。

カパラバティ呼吸法の注意点と避けるべき人

たくさん良い効果があって早速やってみたいところですが、この呼吸法に注意点があります。

それは必ず空腹時に行うことです。

特にお腹周りの内臓をしっかり動かしていくので、胃や腸のなかにたくさん食べ物がはいっているときは、消化不良などを起こしてしまうことがあります。

気をつけてくださいね。

目安としては、食後３時間以上は空けてください。

また、直後に食べるのも内臓等に負担が大きくかかるので、目安として30分位は時間をあけるのが良いと思います。

カパラバティ呼吸法をしてはいけない人

お腹を圧迫するので、妊娠中の方は避けましょう。

そして、お腹がポンプのように動いて、一気に血流が強くなるので、

高血圧の人や心臓疾患などがある方は避けましょう！！！

もちろん、手術後などお医者様に運動を控えてくださいと言われている方は絶対避けてくださいね。

カパラバティ呼吸方のやり方

まずは胡座（あぐら）や正座などで座ります。

背筋はまっすぐ伸ばし、肩や首、お腹の力などを抜きます。

呼吸を整え、軽く鼻から息を吸いお腹を軽く膨らませます。

鼻から息を強く

フッ！ フッ！ フッ！ フッ！ フッ！

と、お腹をへこませながら吐き出します。

へこませたお腹は、元に戻す時に自然と息を吸うので、吸うことは意識せずに行います。

最初はゆっくり自分のペースで行い、最終的には１分間に120回程度行えるように、徐々に早くしていきます。

終わった後は、何度かゆっくり呼吸しましょう。

今までされたことが無い方は、

一度、身近な先生に教えてもらってください。

この呼吸法は、血液の循環が一気に強くなりますので、めまいなどが起きた場合は、無理せず中断して休んでくださいね。

というわけで、

カパラバティ呼吸法は、空腹時で、仕事の合間など隙間時間を見つけた時、是非試してみてください。

頭もスッキリして仕事もはかどりますよ。

フッ！ フッ！ フッ！ フッ！ フッ！