座りっぱなしが原因で起こる病気

まだまだ続くコロナ禍ですが、それに伴うテレワークは、もともとオフィス勤務だった人たちでも、さらに座りっぱなしが増えましたよね？

やはりオフィスだと、朝の通勤で歩き、誰かと話したり打ち合わせしたりで歩いたり、ランチの外食で歩き、また帰宅で歩きます。

ですがテレワークだと、なかなか昼食も外食しないし、通勤もないし、話すのは電話かビデオ通話で、歩かなくてもほぼ全てが完結してしまいます。

実際、自粛期間中に太ったと感じた人は6割にも及んだそうです。

運動不足になりがちなこのテレワーク。

実は大きな問題が１つあります。

テレワーク中のみなさん！足がむくみやすくなったと感じませんか？

足を動かさないと、血流がどんどん下に溜まって行きます。

そして送り返す力も弱くなり、血液がボコボコと浮きでる下肢静脈瘤（かしじょうみゃくりゅう）になってしまう可能性もあります。

また、最悪の場合、エコノミー症候群にも。

日本人は昔から地べたに座る文化でしたよね。

現代の椅子に座る生活様式になってから、エコノミー症候群が20倍以上にも増えたそうです。

下肢静脈瘤になると、足が重かったり疲れやすくなったり、かゆみや痛みがでたり、さらにむくみやすくなったり、こむら返りも起こりやすくなります。

ご存知の方も多いかと思いますが、ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれていて、ふくらはぎの筋肉を動かすことによって、血液を上に送り返すことができます。

普通なら、歩いたりすることで、自然と血液を送り返してくれますが、座りっぱなしだとまったく機能し無くなるのです。

そういった昼間のむくみは、ふくらはぎに水が溜まっているので、夜、横になって寝っていると、そのふくらはぎの水分が膀胱に流れ、トイレに行きたくなって目覚めてしまうという睡眠不足にも陥ります。

座りながらでも血液を送り返す方法とは？

その前に、足が床につかないカウンタータイプの椅子はやめましょう。

より、むくみの原因になります。

❶.座りながら爪先立ち

椅子に座った状態で、軽くかかとを浮かせます。

そこから3秒かけて爪先立ちになります。

そして3秒かけてかかとを、床すれすれまでおろします。

この繰り返しを20回程度行いましょう。

❸.つま先を上下に動かす

椅子に座った状態で、かかとを床についたまま、膝を前にまっすぐ伸ばします。

そこから、つま先を上下にパタパタと動かし、ふくらはぎを伸ばしたり、脛（すね）を伸ばしたりを交互に行います。

10回３セット行いましょう。

❸.足首足指ぐるぐる運動

椅子に座った状態で、右足首を、左膝のちょっと上、太ももに置きます。

右手で右足首を固定し、左手指と右足指を握手して、左手で、右足首をできるだけ大きく回します。

右回り左回り各10回行いましょう。

次に、両手で足の指をできるだけ根元からぐるぐる回したり左右・前後にひっぱったり、親指から小指まで2往復おこないます。

左足も同様です。

いかがでしょうか。

回数は、まずは適当でいいと思います。

出来る限り、１時間に一度くらいは、こまめにすることが何よりも大切！

むくみが改善のためにも、下肢静脈瘤、エコノミー症候群にならないよう日頃から予防していきましょう。

もちろん！積極的に運動も行ってくださいね。