日本人には理解できない大統領選挙

大統領選挙の投票日は、11月3日でしたよね。

そして、ようやく５日経って、日本時間の11月8日にバイデン氏が勝利宣言をしました。

それにしても時間がかかりましたね。

アメリカでは、郵便投票も実施されていて、投票日以降に届いた票も有効とみなされるらしいのです。

アメリカ国民には、１票を投じる権利（選挙権）があるので当然と言えば当然なのかもしれませんね。

日本では、郵便投票は特別な場合のみで、投票日以降に届いた票は無効とされます。

ところで、先日トランプ現大統領は、勝利宣言をしました。

そして票を数えるのをやめろとも言っていました。

逆にバイデン次期大統領は、最後まで票を数えろと言っていました。

最後まで票を数えるのは、日本人からすれば当たり前のことなのですが、日本の選挙でも、ある程度票数が数えられた時点で、当確マークがつきますがそれには、開票結果を決定付けるかなり難しい計算方式があるようですね。

実はアメリカの大統領選挙では、選挙の開票作業の途中でも、どちらか一方が、負けを認め、敗戦会見を開き、その後勝った方が勝利会見を開けば、最後まで数えずとも、新しい大統領が誕生するそうです。

ちょっとびっくりですね。

もう一つびっくりなのが、本日バイデン次期大統領が勝利宣言をしましたが、トランプ大統領はまだ負けを認めていません。

現大統領が負けを認めない限り、大統領は変わらないのです。

これも正直、日本では考えられないですよね…。

大統領選はまだ続く？

そうなんです。

トランプ現大統領は、負けを認めず、今現在ゴネているので、まだ大統領選は終わりません。

根拠もなく？バイデン次期大統領が不正をしていると訴え、今後、大統領選の行方は法廷で決まるといわれています。

まずは、いくつかの州で票を数えなおさせ、それでもだめなら、裁判所に、バイデン陣営が不正をしたと訴える可能性が高いそうです。

そして、裁判所が不正が行われていたかの判断を下し、おそらくトランプ現大統領の訴えが否決され、バイデン次期大統領に移行するのではないかといわれています。

ですがこの裁判、長引けば長引くほど、政治の空白ができるので、アメリカにとっては、かなり良くない事態になっています。

現在アメリカでは

❶：コロナウイルス対策

❷：BLM運動【Black Lives Matter（ブラック・ライブズ・マター）】

　　アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為をきっかけにアメリカで始まった人種差別抗議運動

❸：対中国政策

・・・など課題が山積みですよね。

特にコロナウイルス対策は、遅れれば遅れるほど、問題が大きくなる可能性もあります。

というわけで、１日も早くこの大統領選に決着がつくと良いですね。