ご家族様に喫煙者はいますか？あなたの肺は大丈夫？

昔からタバコを吸う人は、よく肺がんになりやすいと言われていますよね。

実は肺がんだけではなく、ほとんどのガンに罹りやすくなるリスクが高まります。

喫煙はがんの最大の原因だそうです。

そして、家族の１人でも隣でタバコを吸っていると、受動喫煙として、一緒に住んでいる人までがんのリスクが高まることになります。

受動喫煙に関しては、以前から問題になっているので、もちろんみなさんご存知だと思いますが、では、実際にどれくらいのリスクが高まるのでしょうか？

実は、家族のどなたかが、１日１箱タバコを吸うなら、肺腺がんのリスクは２倍に高まるそうです。

２倍ですよ、２倍！！！

これはかなり凄い数字だと思いませんか？

たばこを吸っていなくても、２倍もリスクが上がります。

ちなみに肺腺がんとは？

肺腺がんは４つのタイプに分けられる肺がんの中で最も発生頻度の高いがんで、肺がん全体のおよそ半数が腺がんであるといわれています。
女性やタバコを吸わない人にも多く、肺の奥のほうのこまかく枝分かれした先にできるため、初期には症状がないことが肺腺がんの特徴です。がんが進行すると、胸痛、咳、痰などの一般的な呼吸器疾患でもみられる症状があらわれますが、肺腺がんに特有の症状はありません。

がんとともに生きるのHPより抜粋

日本ではまだまだ受動喫煙対策がかなり遅れています

日本の受動喫煙対策は「前世紀（20世紀）並」と言われています。

これは世界各国からすると、かなり批判されるレベルです・・・。

確かに、年々少しずつは変わってきていて、東京都が受動喫煙防止条例を作ったのは、以前のブログでも紹介しましたね。

以前のブログ　2019.09.16

東京で受動喫煙防止条例はじまっていますね

それでも、まだまだ全国的には、受動喫煙の対策は遅れています。

タバコを吸う人は吸わない人より肺がんのリスクは４〜６倍も高まります。

欧米では、なんと10倍高まるともいわれています。

日本では、受動喫煙対策が十分にとれておらず、タバコを吸わない人まで、受動喫煙により肺がんになる方が年々増えているのです。

反面、欧米では、しっかり受動喫煙対策がとれているので、最近では、タバコを吸う人と吸わない人の肺がんリスクの差がはっきり出ているようです。

このタバコの受動喫煙の被害は、多くの日本人が思っているよりも、かなり深刻になっています。

そして、現代の大問題コロナウイルスとも背中合わせなので、注意が必要です。

まさしく百害あって一利なしのタバコ

皆さんも、ご家族様がどうしてもタバコをやめてもらえない時は、家の中でも、換気を心がけたり、ご自分で受動喫煙対策をして、しっかり自分で守りましょうね。