腸内環境は善玉菌と悪玉菌の陣取り合戦

腸内環境を整えないと！ってよく言いますよね。

腸内にはたくさんの善玉菌と悪玉菌がいます。

その腸内で、悪玉菌より善玉菌の方が多い状態が一般的に整っているといわれている状態です。

悪玉菌が多いと、おならのにおいが臭くなったり、場合によっては病気を引き起こします。

実は腸内環境の悪化によって、引き起こされる病気は、たくさんあります。

例えば、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、非アルコール性脂肪性肝疾患、肥満、糖尿病、動脈硬化、関節リウマチ、喘息、多発性硬化症、ギランバレー症候群、パーキンソン病、アルツハイマー病、自閉症スペクトラム、うつ病など、一般的に知られていないような病気を起こすことになるという報告があるそうです。

腸内とは直接関係なさそうな、うつ病や喘息なども含まれていますね。

また、抗生剤によっても腸内の菌が死滅するのだとか。

最近、耳に新しい安部元首相が患われている潰瘍性大腸炎などにもなる可能性があります。

このように、腸内環境の大切さを近年さらに見直されてきています。

腸内環境改善の救世主はウンコ移植

便というと、一言で言うと、言いにくい、恥ずかしいなど、話題に出しにくい名詞ですが、その人の腸内環境を映し出す重要なものです。

近年の研究では、普段下痢気味・便秘気味の人が、お通じがすごく良い人の便を体内に入れることで、便通が改善するなんていう研究結果があります。

例えば、お母さんコアラは、コアラの赤ちゃんに自分の便を食べさせるそうです。

そうすることによって、ユーカリを分解する菌を体内に取り入れ、ユーカリを食べれるようになるのだとか。

現在では、まだまだ研究中ですが、体内に便を入れる方法は、胃カメラで胃の中までカメラを入れて、そこから流し込むか、もしくは大腸からチューブをいれて流し込むか…。

はたまた外国ではカプセル状になっていて、それをサプリのように取り込んでいたりもするそうです。

さらには、外国では、ウンコバンクなるものがあるそうで、健康な人のウンコが保管されているそうです。

話だけ聞いてると、本当におぞましくて、絶対にイヤですよね…。笑

でも、今まで治療できなかった病気も治療できたりと、医療にとっては新しい光なんだそうです。

この先、腸内環境がひどくて病院に行った際に、「朝昼晩３回このウンコカプセル飲んでくださいね。」

・・・なんていわれる時代が来るかもしれません。笑汗