口腔ケアに重要なのは『うがい』

最近わかってきた研究結果では、口の中が汚い人ほど、コロナの重症化、大腸がん、心筋梗塞、脳血管疾患、アルツハイマー病などの多くの病気にかかりやすいとのことです。

口臭予防・虫歯予防程度に歯磨きをされている方も多いかもしれませんが、口の中が清潔である必要性は、私たちが思っている以上に大切なことなのです。

そして、しっかり歯磨きができていたとしても、そのあと、しっかり口をゆすがなければ、汚れが残り、菌が繁殖する環境を作ってしまいます。

そこで『正しいうがい』がとても重要になってくるのです。

一般的には、ゴロゴロぺ、クチュクチュぺ　くらいの簡単なうがいをしてしまいがちですよね。

では、正しいうがいって、一体どんなうがいなのでしょうか？

正しいうがいとは？

❶：少量の水で、強くを意識して

基本的なうがいでは、たくさんの水で口の中をうがいするのではなく、水を激しく動かせるように、おちょこ一杯くらいが目安です。

長くするより強くを意識しましょう。

❷：口うがいは７秒間で10往復

口を閉じた状態で、口の奥から唇に向かって、歯ぐきや歯の隙間に水が通るほど、しっかり音が出る勢いで７秒間で１０往復、水を動かします。

あごが疲れるくらいやれたら正解！水を吐き出します。

❸：のどうがいは７秒間×４回 その都度新しい水で

必ず新しい水に変えて、顔を天井に向けて口を開けた状態で、１方向７秒間ゴロゴロうがいをして水を吐き出します。

＊１度目は上の喉（口蓋垂）に向けて

＊２度目は下の喉（舌の付け根）に向けて

＊３度目は右の喉（右口蓋扁桃）に向けて

＊４度目は左の喉（左口蓋扁桃）に向けて

むせない程度に、毎回水を入れ替えるのを忘れないように。

どうしても時間のない方、ものぐさな方にオススメなのは、顔を天井に向けて、口を開け、ゴロゴロしながら『あいうえお、かきくけこ、さしすせそ、』と、唱えるだけでも、うがい効果はかなりあると思います。

いかがでしょうか？

口内環境を清潔に保つことは健康にとても重要なことです。

こうした正しいうがいを、朝・昼・晩だけではなくトイレに行く頻度で行うといいかもしれませんね。

水だけでできるので、是非実践していきたいもこですね。