呉製鉄所、2023年度には全面閉鎖

60年近くも続いた呉製鉄所が、2023年度に全面閉鎖することが決まりました。

呉製鉄所は1951年に建設された製鉄所で、高炉（鉄鉱石を溶かして鉄を取り出すための炉）を持つ製鉄所としては初の閉鎖だそうです。

今後は生産性を高くして、利益を出すために、いろいろ再編していくようですね。

以前、大好きな木村拓哉さんも演じられていた『華麗なる一族』の高炉建設のシーン。

皆んなの力が一つになって達成した時の感動的な場面が思い出されます。

この閉鎖のニュースを聞いて、そんなドラマを思い出しながらも、なんとなく寂しい気分になりました。

製鉄所をどんどん増強する中国に押し負けていて、日本製鉄は過去最大の4400億円の赤字だそうです。

4400億円もの赤字なら、さすがに、閉鎖止む無しといったところでしょうか？

広島県内では、関連会社の従業員は1万8000人にも登るそうで、非正規雇用も含めればさらに増えるようです。

これほど大きな製鉄所ですから、今後、呉市や広島県内にたくさん影響が出てきそうですね。

広島県知事にも、事前に連絡はなく「簡単に理解できぬ」とのコメントを残されたようですが、民間会社の経営にはやっぱり口出しできないのが現実なんでしょう。

しかし、広島県の経済のことを考えると、やっぱりそう言いたくなる気持ちもわかります。

これからが、知事の手腕の見せ所になりそうですね。

従業員の方々や関係者の皆様がいい方向に向いて行くことを心よりお祈り申し上げます。

巨大な呉製鉄所の行方は？

むかし、呉市へは仕事で何度か行った事があるので、巨大な呉製鉄所は目にした事があります。

何度見ても、その大きさには圧巻でした。

目では追えないぐらい鉄のパイプがあちこちに張り巡らされていて、工場好きでなくても、心ときめいてしまいます。

閉鎖後どうなるのかはわかりませんが、もし跡形もなく消えてしまうのであれば、とても寂しいですよね。

とはいえ、博物館（？）として残すには、大規模すぎるような気もしますが。

閉鎖は決定とはいえ、閉鎖後の今後の製鉄所にも要注目ですね。

閉鎖されるまでに、是非また見にいきたいな〜と、思います。

因みに、呉市には、たくさんいいところがあります。

中でも、大和ミュージアム（呉市海事歴史科学館）は一押しです。

すごく良かったですよ。

皆さんも是非行ってみてくださいね。

オススメです。