全国で1900万人がアゴのトラブルに悩む

2018年に厚生労働省が行った実態調査で、アゴのトラブルに悩む人がなんと1900万人にも登ったそうです。

＊アゴの関節が痛い

＊口が開きにくい

＊音がして不快

＊笑顔が作れない

　etc.

こういったトラブルを抱えている方が多くいらっしゃいます。

しかもそのせいで、うつ病になってしまったり、ご飯を食べるのがいやで拒食症になってしまう方まで。

実は人間は1日に2000回以上もアゴを使います。

その2000回全てに違和感を感じたり、痛みがあれば、それは確かに気も滅入りますよね。

でも、こういったトラブルを抱えている人は、昔からのお話ではなく、ここ数年で急激に増えていたのです。

その原因は、やっぱりスマホやパソコン。

集中してじっと作業し続けると、噛みしめる癖がついてしまい、その結果、アゴの筋肉が凝るのです。

アゴが凝るなんてあまり聞くことがないですが、肩こりと同じなんですね。

ヨガのクラスでも、よく奥歯の噛み締めを解（ほど）いて、なんてよく言われませんか？

昔は硬い食べ物も多く、しっかりアゴを使えていましたが、現代では柔らかい食事が主流となり、アゴの筋肉が鈍っています。

そんな鈍ったアゴは、私たちが気づかない間にストレスなどから噛み締め、凝り固まっているのです。

ところでみなさんのアゴは凝っていますか？

簡単に診断できますので、日頃から、ご自分が噛み締めていないか是非チェックしてみましょう。

アゴ凝りのチェックとその改善方法

簡単アゴ凝りチェック

人差し指、中指、薬指の三本をぴったりくっつけます。

口を大きくあけ、その３本の指を縦に口の中にいれます。

第二関節まで入ればOK。

【注意】

※チェックする前には、しっかり手を洗いましょう。

※痛みなどあれば無理して口を開けないでください。

指2本以下しか入らなければアゴが凝っている可能性があります。

しっかりほぐしてあげましょう。

簡単アゴほぐしマッサージ

❶：咬筋（こうきん）マッサージ

エラの少し前あたりに、噛むと少し膨らむ部分があります。

そこが咬筋です。

その部分を指2本程度で８秒程、くるくるまわしながらほぐしましょう。

❷：側頭筋（そくとうきん）マッサージ

いわゆるこめかみです。

噛んだ時に少し膨らむ場所を探しましょう。

そこを咬筋と同じように、マッサージしていきます。

❸：口開けマッサージ

その名のとおり、口を大きくあけます。

そのまま５秒キープ×３セットを行います。

口をあけるときに上を向くことで、より口が開きます。

※首やアゴが痛い場合は無理をしないようにしましょう。

アゴが凝っているな〜と感じる方は是非やってみてくださいね。

朝晩１セットずつの２セットがおすすめです。

また普段から、噛み締めてしまってないか意識をすることで、そもそも凝らないようにもなります。

もちろん寝ている時の、歯ぎしりなども大きな原因です。

ご自身のアゴ状態を健康に保つためにも、この機会に是非チェックしてみてくださいね。