バガヴァッド・ギーターとは？

バガヴァッド・ギーターとは簡単に言うと、ヒンドゥー教徒の間で敬われている聖典の一つ。

古代インドの叙事詩「マハー・バーラタ」の中の第６章の一部に収められてる、全18章の700の詩編のことです。

内容はというと・・・。

王族（クシャトリヤ）である主人公アルジュナは、戦いで親族や師を殺すことをためらい苦悩します。

この主人公アルジュナの混乱や葛藤に対して、ヴィシュヌ神の化身クリシュナの問答形式の物語なのです。

なんだか難しそうですが、今日はその中に出てくる言葉の一つをご紹介します。

「あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にはない。」

『バガヴァッド・ギーター』岩波文庫 39頁より

結果が求められる世の中ですが…

今の世の中では、何よりも結果が求められますよね。

それによって、人はストレスを大きく抱えることになります。

本当に大変な世の中ですが、実は結果を求められているだけではなく、私たち自身も結果を求めています。

＊年収〇〇万円稼ぎたい

＊売り上げ〇〇万円達成したい

＊〇〇に就職したい

＊〇〇に合格したい

＊〇〇のポーズが出来るようになりたい

＊あの人は〇〇するべきだ

　etc…

もちろん結果は大切ですが、実は結果には運や周りの環境によっても違ってきます。

その自分にはどうにもならない部分に意識をとらわれてしまうとよくありません。

結果にばかり目を向けてしまうと、やるべき努力を怠(おこた)ったり、どうしようもないことに対して嘆(なげ)いてしまうことにもなりかねません。

まずは、結果にとらわれず、何よりも自分の努力に目を向ける！・・・なんです。

自分の努力は最後までやり遂げれば、望んだ結果が出なくても、納得できるし、次の糧になりますよね。

やるべきことに集中してまずは行動に移すことがとっても大切！！！

例えば、ヨガのポーズでも、自分の憧れるポーズがあったとします。

そのポーズができないことに自分の肉体が悪いわけではなく、ただそのために、自分の身体と向き合い、努力を始める行動が、何よりも自分にとって大切で財産になります。

仕事でも勉強でも同じではないでしょうか。

結果にとらわれず、やるべきことに目を向けて無心にがんばっていきたいものですね。