不意に起こる体調不良の正体

悪天候の日や、梅雨の季節、台風のシーズンなどに、体調が悪いな〜と感じたことはありませんか？

最近話題になっているこの症状、これ、気象病と呼ばれています。

気象病とは、気象や天候による気圧差・寒暖差などの気象条件が原因で発症する病のことを言います。

おもな症状は、めまい、狭心症、低血圧、ぜんそく、うつ病、関節痛、肩こりなどがあります。

また、昔ケガをしたところや、手術したところが痛むこともあります。

いわゆる「古傷が痛む」というものですね。

実は長い間、仕組みが解明されていなかったため、なかなか理解されない病気でもありました。

そのため、ますます体調を崩し、休職や不登校、さらには退職や退学にまでつながっていくこともあったそうです。

この気象病による体調不良を理解されず不安や恐怖から、うつ病などの精神障害などが起こったり、さらに痛みが悪化したりと・・・

とても恐ろしい病なんですね。

そういえば、私も昔から、なんだか雨の日になると身体が重いな〜と感じる事が多かったです。

では、一体なぜ天気や気候の変化で体調が悪くなるのでしょうか？

気象病の正体とは？

気象病になる原因は、現在耳にあると考えられています。

それも「内耳（ないじ）」といって、鼓膜（こまく）のさらに奥にある部分です。

この「内耳」には、気圧のセンサーがついており、そこから自律神経を活性化させると考えれています。

気象病のある人は、この「内耳」に少しの変化でもあると敏感に伝わり、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

交感神経が活性化されれば、痛みが出て、副交感神経が活性化されれば、だるさや眠気が増します。

症状を改善させるためには？

実は、「内耳」の血流が悪いことも原因だと言われています。

まずは血流を促すためのめまい薬も効果的だとか。

でも、やっぱり薬には頼りたくありませんよね。

そこで、必要なことは、自律神経を整えること。

自律神経を整えるには、毎日の習慣で簡単に変えられます。

朝食をしっかり食べ、同じ時間に起床し、適度に体を動かす、いわゆる規則正しい生活が何より大切なのです。

というわけで、まずは日常生活の見直しから始めてみましょう。