立位の呼吸法では、お腹をへこませる事の重要性

BIKRAM YOGA(ビクラムヨガ)は、最初に呼吸法から始まります。

その呼吸法では、なぜお腹をへこませる事が重要かというと、それは、

お腹をへこませること＝より肺を使えるようになる。

からなんです。

では、なぜお腹をへこませる事で肺が使えるようになるのでしょうか？

それは・・・、

お腹の動きを制限することで、肺に空気が流れ込む

という現象がおきるからなんです。

腹式呼吸や胸式呼吸って聞いたことありますよね？

＊腹式＝お腹で呼吸

＊胸式＝肺で呼吸

というイメージがあると思いますが、普段意識していないときは、実は、お腹も肺も両方を使って呼吸しているのです。

つまりお腹に意識をせずに、呼吸法をすると、お腹の方にも空気が流れ込んでしまうのです。

そこで、お腹をへこませて、制限をかけてあげることで、お腹に空気が流れ込まず、より肺に空気が流れ込んでいき肺の機能を高めてくれるという事なんです。

また肺の機能が高まると、呼吸の数も減っていきます。

以前のブログ　2020.07.03

１分間の呼吸数を知っていますか？ 

でも実際は、お腹をへこませる事を充分意識できている人は少ないのです。

それはなぜでしょうか？

お腹に意識が向けられない理由とは？

❶：呼吸法なのに地味にきつい

この呼吸法の間は、腕や肩を高い位置でキープし続け、首も可動域の限界近くまで動かしていきます。

また両足を揃えた不安定な状態で、視線も大きく動き、意識すべき点がたくさんあります。

また、１０回を２セットもやるので、最初の頃は本当にこなすだけで、精一杯で辛かったのを覚えています。

それにも慣れてくると、自然と行えるのも不思議な感覚です。

ただ、呼吸をこなすことが目的になってしまい、お腹の方に意識が回らず、なかなか深く呼吸できていない方が多いのも現状なのかもしれません。

❷：お腹を意識しなくても問題なくできる

実はこの呼吸法、呼吸だけではなくポーズにも当てはまります。

特にビクラムヨガは、お腹をへこませながら行うポーズが多いヨガでもあります。

お腹をへこませる事により、体幹が引き締まり、ポーズもさらにキープしやすくなります。

どんなポーズでも、お腹を意識しなくても、ポーズの形自体は問題なくできてしまいます。

呼吸法も同じですね。

お腹をへこませなくても、深い呼吸は出来るので、ついつい意識がおろそかになってしまいやすいんです。

❸：ポイントは、必ずお腹を意識しましょう！

ただ、大変だからといって、呼吸をこなすだけで、お腹がへこませられていなければ本当にもったいないです。

一回一回のレッスン強度が高い分、参加した際には、最大限効果を受け取りたいものです。

特にこのお腹をへこませるということは、筋力や体力や性別にかかわらず、ただただ意識するだけでへこませる事ができます。

つまり、即、誰でもできることなんです。

またお腹をへこませる事によって、インナーマッスルである腹横筋が鍛えられ、腰痛が改善にも効果的です。

また、下に落ちやすい内臓を正しい位置に戻してくれ、機能も正常化され、さらに下腹までへこませてくれます。

ただ意識するだけで、ここまでメリットがあるなら、やるしかないですよね？

というわけで、是非、明日以降のレッスンに取り入れてみてくださいね。

目安は、脇腹が引き締まって硬くなるぐらい凹ませましょう！

そして、露出の高い夏に向けての引き締まったウエストを今から目指したいものですね。

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