このハーフムーンポーズ、下画像のように、三日月〜半月のポーズのことを言いますが、そのポーズに入る前の立ちポジションで、インストラクターさんが「完璧な一直線」と、伝えられます。

今まで「完璧な一直線」について、なんとなく伸ばす事しか考えていなかったので、一度確認してみました。

まっすぐのつもりが反っている？

このポーズの最初にインストラクターさんがから、「腕耳の後ろ、腰を前、上半身を後ろ」、というダイアログがあるので、勘違いしてしまいやすいのですが、これはあくまで背中が丸まっている人、お尻が引けている人、腕が前に出過ぎている人に対しての言葉です。

すでにまっすぐの姿勢であれば、無理に反らす必要ありません。

しかし、横から見たときに、完璧な一直線のつもりが、弓なりになってしまっていることが多いのです。

弓なりになってしまったときのデメリットは、

＊お尻を前に出しすぎて、太ももの前側が張ってしまう

＊腰が反ってしまってお腹の力が抜け、腰を痛めやすい

＊腕を上げるのに、背中を反っているので、腰を痛めやすい

　etc.

が挙げられます。

元々反り腰で腰痛持ちの方が、反った状態でポーズを行ってしまうと、より痛めてしまう可能性があります。

そうならない為にも、改めて、完璧な一直線を目指しましょう。

完璧な一直線とは？

ビクラムヨガは、基本正面の鏡しか見ないので、わかりにくいのですが、横から見たときの完璧な一直線とは、

1:くるぶし前側

2:大転子（太ももの付け根の大きい骨）

3:肩峰（肩の中央辺りにある骨）

4:耳たぶ

この４箇所の位置が一直線上に並んでいる状態です。

また、そこに人差し指も含めたいですね。

そして腰を後ろに反ってしまわないように！

左右の腰骨と恥骨を結ぶ三角形が床と垂直

肋骨の一番下の骨（第十肋骨）とASIS（左右の腰骨）が平行線上にあるように意識すると、腰も後ろに反らずにすみます。

分かりにくい方は、壁にもたれた状態で、腕を上げた状態で、壁と腰の間に、手のひら一枚分の隙間がある状態。

が、完璧な一直線だと思っていただくと良いと思います。

まずは、家の壁にもたれたまま、身体を横に倒すと、完璧な一直線でのハーフムーンポーズとなります。

普段から反り気味、弓なりのハーフムーンポーズになってしまっている方は、最初はかなりきつく感じるかもしれませんが、意識することによって、姿勢もきれいになっていきます。

是非普段から意識してみてください。

完璧な一直線で、美しいハーフムーンを描いていきましょう！

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